引越しでいちばんツラいこと

かぞくのこと

に いびょーご(現地モレ語で「こんにちは」)!

いよいよ明日、

4年あまり過ごしたブルキナファソを離れて、コンゴ民主共和国へ発つ。

ここ最近は、ムスメたちの友達があそびにきている中、荷物の整理やネコたちの移送(?)輸送(?)手続き、出国前PCR検査、電気代・水道代の締め、車や家具・家電の処分を進めるという鬼のような作業をしてきた。

4年も過ごしたブルキナファソを離れる実感がいまだになかったのは、毎日バッタバタ過ごしているおかげだったと思う。

引越しで、いちばんツラいこと

今回の引越しでいちばんツラいのは、ムスメたちの友達とのお別れ

なかなか幼稚園に慣れなかったムスメ1号は、やっと友達ができてきたところ。

幼稚園の同じクラスに仲良しの男の子がいて、大好きな彼にラブレターまで書いたことも。

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ムスメ1号が描いたラブレター

幼稚園ではお互いを「プリンセス」、「プリンス」と呼び合うほど仲良し

もしかしたら、初恋かも!? 

って、ドキドキしながら見守っていたんだよね。

帰るときにはバイバイのハグをして、ほっぺにキスまでしてくれる彼。

プレイデートをして、ウチにもあそびにきてくれたし、お誕生会にも呼んだり、呼ばれたりしてた。

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日本の昭和時代みたいな画質の写真だけど、はじめて招待されたお誕生会で撮った大切な写真

彼の妹とムスメ2号も同い年で、兄弟姉妹そろって仲がよかったんだよね。

5歳の子どもはどこまで理解しているのか

昨日、仲良しの彼が妹といっしょにあそびにきてくれた。

彼のママが「最後だから会いにいくね」と言ってきてくれたんだけど、「この子たちは、今日で最後かもしれないっていうことをどれくらいわかっているのかなぁ」って考えながら、あそぶ姿を見ていたら、ふと涙が出そうになった。

急に、ブルキナファソを離れる実感がわいてきた。

引越しが近づいて、親に連れ回されるまま、バタバタと過ごしている1号。

疲れているせいか、機嫌が悪くて、最後の記念写真も撮りたがらずに、ずっと怒っていた。

先週末、彼の家にお別れのあいさつに行ったときも、転んで泣いて機嫌が悪いまま、バイバイした。

きっと大人だったら、

今日が最後かもしれないから、大切に過ごそう 

とか、

笑顔で最後の写真を撮ろう! 

って、最後の時間を大切に過ごそうとするはず。

でも、若干5歳と3歳のムスメたち、ブルキナファソとコンゴ民主共和国の距離すらわからないムスメたちは、日が最後ということを、まだきちんと理解できていないかもしれない。

理解できないまま、「明日も会える」、もしかしたら「夏休みが終わったら、また会える」くらいの気持ちでいるかもしれない。

親の都合で引っ越すから。

大人は自分で連絡を取り合えるけど、まだ自分たちだけじゃ、連絡を取れないほどに幼いから。

ブルキナファソには住所がなくて、手紙を書いても届かないかもしれないから。

大好きな彼との最後の時間に、怒って泣いてばっかりの1号を見ていて、涙が出そうになった。

ワタシにできること

とってもありがたいことに、ブルキナファソで仲良くなった友達は、他にもたくさんいる。

みんな年が近くて、遊び場の少ないブルキナファソで、お互いの家を行き来したりして、遊んでいた。

夏休み中だけど、仲のよかった友達だけは、どうにか時間を作って、お別れのあいさつができた。

アフリカ育ちのムスメたちは、お別れのときにギューっとハグをする。

ムスメ1号
ムスメ1号

また〇〇に会いに、ブルキナにもどってこようね

と言っているけれど、

もしかしたら、ブルキナファソで出会った友達のことを忘れちゃうかもしれない。

もしかしたら、初恋の彼のことも忘れちゃうかもしれない。

そう考えると、お別れのハグをするムスメたちを見るたびに、大きな声で「バイバーイ、バイバーーイ!」と言って一生懸命に手を振るムスメたちを見るたびに、心がキュッとなって、涙が出そうになる。

これが正解かどうかわからないけれど、ワタシにできることは、ムスメたちがいつか「〇〇に会いたい」って言ったときにまた会えるように、友達のママと連絡を取りつづけるくらいしかないと思っている。

それくらいしかできないけど、そのために、もうちょっとフランス語をがんばってみよう。

いよいよ明日の早朝に出発。

ブルキナファソを離れるさみしさ、新しい生活への不安と期待、まだまだ終わらない荷物整理へのあせり。

すでに、いろんな感情でごちゃごちゃなワタシのココロは、コンゴ民主共和国の首都キンシャサへ着くまで、もつのだろうか。

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